近年、ARアプリはアプリの1機能としてだけでなく、販促キャンペーンに取り入れる事例も出ています。3つの事例を通して、販促キャンペーンにARアプリを使うメリットを紹介していきます。

ARアプリを利用したキャンペーン1つ目の事例は、地図や観光事業と連動して観光客を増加させたケースです。主に目的地へのナビゲーションやスタンプラリーキャンペーンの一環として利用されました。具体的な使われ方としては、大阪梅田で行われた観光イベントの際に、エリア内の指定された箇所でスマートフォンをかざすと、AR機能によってスタンプが貯まる仕組みです。各スポットに「ARマーカー」を設置することで、ユーザーがスタンプを読み取ることができるため、特別なハードウェアを準備しなくても街単位で企画を実施することが可能となります。スタンプだけでなく、人気キャラクターを登場させることなども可能となるため、アニメイベントなどでもARアプリが活躍しています。2つ目の事例としては、上海で見られたAR体験があります。店内限定に配信されるARアプリを使用して、専用アプリをかざすと商品説明やオリジナルグッズがもらえる仕組みを導入しました。話題性とともに来店を促進するとともに、SNSでの周知も達成することができます。3つ目の事例としては、商品を購入する人に向けたARアプリがあります。こちらは、大手化粧品会社が導入した事例となっており、化粧品パッケージにアプリをかざすとプレゼントに応募できるという方法を採用しました。現時点では、QRコードと大差はありませんが購入者にむけたAR特典もユーザービリティに特化した事例の一つとなり得ます。アプリにAR機能を搭載することのメリットとしては、ダウンロード数やアプリのアクティブ率を上昇につながるだけでなく、期間限定のキャンペーン時などに導入しやすいといったことが挙げられます。AR機能をすぐに搭載する予定はなくても、機能を理解しておくことでキャンペーン時の集客に役立つ可能性があります。ぜひ、アプリ担当者のみなさんは現状のアプリに搭載できるかどうか検討してみてください。

まとめ

アプリでARを使った3つのキャンペーンの事例について紹介してきました。アプリにAR機能を搭載することで、スタンプラリーや体験型イベント、期間限定の企画などさまざまな活用の幅が広がります。アプリの利用者や離脱率を防ぐためにもAR機能を理解するよう努めていきましょう。

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