アプリのユーザー数を確保する上では、新規ユーザーを獲得するだけでなく、休眠ユーザーにアプローチすることも重要となります。利用者がどれだけアプリを継続的に維持しているのかを見る指標として「リテンション率」はあります。休眠ユーザーを増やさず高頻度で使用されるアプリにするためにも、リテンション率という指標をどのように活用していくかについて紹介していきます。

アプリのリテンション率とは、アプリを利用し続けている人がどれほどいるのかを測る指標となります。アプリは特性上、リテンション率が低くなる傾向があります。理由としては、ジャンルごとにさまざまなアプリが発信されており、安易に切り替えることができるためです。特に、後発されるアプリには特典や機能性の優れたものが多くなります。ユーザーを確保する上でもリテンション率を業績管理の指標として、徹底的に施策をとっていく必要があります。
リテンション率を測るためには、Googleアナリティクスのコホート分析を用いることが多くなります。初回の訪問日ごとにセグメントすることで、リテンション率を把握することができるため、具体的な施策を講じていくことができます。また、リテンション率を上昇させていく施策としては、以下の2つも効果的です。1つ目は、チュートリアルの制作を行うことです。アプリにおけるチュートリアルとは、ユーザーがアプリをダウンロードし画面が立ち上がった時に訴求されるアプリの使い方ガイドを指します。初回起動時にアプリの使い方や魅力を伝えることで、ユーザーのアンインストールを避けることへとつながります。2つ目に、プッシュ通知を工夫することです。プッシュ通知を休みなく配信するアプリは、1年後のリテンション率が高いといわれており、プッシュ通知の内容だけでなく配信頻度もリテンション率に影響を与えます。あくまで、現在使用しているユーザーを休眠させない施策といえますので、休眠ユーザー向けのセグメントプッシュなども考案していくと良いでしょう。

まとめ

休眠ユーザーへのアプローチ施策に役立つアプリのリテンション率指標について紹介してきました。アプリのリテンション率を高めることは、アクティブユーザーを増やしアプリを経由した売上やアクション率の増加へとつながります。アプリの配信をはじめたら、継続的にリテンション率をチェックし、活発的に使用されるアプリに育てていきましょう。

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