プロモーション戦略のひとつとして利用される友達紹介特典。口コミを有効的に活用したマーケティングとして注目を集めています。しかし、友達紹介特典におけるアプリダウンロードは実際に効果を獲得しているのでしょうか?具体的な成功事例と合わせて課題についてもふれていきます。

現状、アプリで友達紹介特典を実施しているものはほぼないと言っても過言ではありません。理由となるのはアプリに友達紹介特典を設けてもメリットがないためです。過去には、友達紹介特典を付随することによって利用者を獲得したものとしてオンラインストレージサービスなどがあります。アプリ単体での友達紹介特典が利用されないのは、アプリストアがNGとしていることが大きく起因しています。特にApple Storeでは、アプリダウンロードを促進するために何らかのサービスやポイントを贈呈することは問題視されています。また、アプリ単体で友達紹介特典などのインセンティブ付与を行なった場合、インセンティブを目的としたダウンロードが横行する可能性もあります。運営者として取締を行う手間が増えるほか、ユーザーにとっても紹介のための作業を行わなければならないためダウンロードのハードルが高くなりかねません。では、アプリをダウンロードする決め手として挙げられる口コミでアプリのダウンロードユーザーを増やすためにはどのような施策を行えばよいのでしょうか。大手うどんチェーンでは、アプリ内で半額となるクーポンや無料で使えるクーポンなど話題性のあるクーポンを配信したことにより、ひと月で10倍のユーザーを獲得しました。成功要因としては、話題性を持たせること、外食時に使えるため家族や友達と一緒に使うことができたことなどが挙げられます。いずれもユーザーにとってアプリを利用するメリットが高いことでダウンロード数が上がったといえます。現状、友達紹介特典を設置するよりもアプリの質を改善することが促進につながるといえるでしょう。

まとめ

口コミでアプリのダウンロード数を増やすための友達紹介特典の有無について紹介してきました。今のところアプリに友達紹介特典を付けることは有効な手段とはいえません。ダウンロードを促すためには、アプリがユーザーにとって使用する価値があると判断されることが重要です。身近な人に知らせたくなる上質なアプリ制作を目指すことで、ユーザーを獲得することができます。

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